住人十色に出演していた湖南市のあの家の一階、全部見せます!
住人十色という番組をご存知でしょうか?
毎週土曜日に毎日放送で放送されている住宅番組なのですが、その番組に湖南市のある家が取材され放送されました。
その時の予告として日刊!湖南市でも記事を作ったのですが、その後、建主の方からこんなメールが!
参考リンク:
1月23日放送の住人十色に湖南市の家が登場するみたいです!
なんと同級生でした!
しかも住み開きをしたいらしい!
そんなん。。。
取材しますやん!
ということで甲賀市のライターの松岡さんにインタビューをしてもらい、編集長は写真撮影に徹底して取材してきました。
実際の外観、内観へのこだわり、住み開きとは何か?から記事にしましたので、これから家を建てる方も、住み開きに興味があるという方もぜひどうぞー。
まずは1階部分から取材してきました。
—-外からみてもオシャレが伝わってきますが、まずは家のコンセプトから教えて下さい。
この家は倉庫の頃からあったという設定です。
本当は倉庫をリノベーションしたかったのですが、手軽な倉庫が市場に出ていない。
それならいっそそういう設定で家を作ればいいじゃないか!ということでこの家の計画が始まり出しました。
—-こだわりが出る分、奥様との話し合いも結構根を詰めてされたのですか?
僕自身もそうなのですが、もともと嫁さんもインダストリアルなデザインに二人の好みが合っていて。(笑)
だから家を建てるにあたってお互いの意見を活かしていくことができました。
よく旦那さんの趣味を押し付けたんじゃないの?とよく言われるんですが、そうではなく ありがたいことに趣味が合って、これは二人の共通の趣味の形なんです。
—ということは-二人の意見がずれて揉めたとかはなかったですか?
全く揉めたことは無かったですね。
確かに結構委ねられてたことはありますが、それに異を唱えられることも特に無かったです。
—家の完成はいつごろだったのですか?
完成は2015年の8月で土地の決定は2014年の11月ぐらいです。
元々家の計画はあって長いこと土地を探し、ここが広告に最初に出た日に見つけたんですよ。
実際に見に来てここなら自分達が求めている土地の条件をほぼ満たしていると思ってそこで即決しました。
—元々生まれも湖南市なのですか?
僕の生まれは京都です。ただ4歳から大学に行くまで湖南市に住んでいました。
結婚してからは京都に住んでいたのですが、家が欲しいねという話をしていた時に一軒家に住める仕事環境に転職しようと思って転職活動を初めたのが湖南市に戻って来る大きなきっかけです。
転職活動では隣の甲賀市役所に就職できて、通える範囲でももちろんありますし、本当にいい場所をみつけました(笑)。
—長く湖南市に住まれていて思い入れもあり、湖南市がいいと?
甲賀市か湖南市かと思っていたのですが。職場では裏切り者と言われます (笑)
—お庭の方をみていると、外で遊べるスペースもありますがこちらは最初から考えられていたのですか?

友達を集めてワイワイするのとかが好きなので。
また倉庫の時は上が明かり取りの窓がついてて、ここは壁があったけど家にするにあたってフルオープンの窓を作りましたよという設定です。
ここも立派な鉄骨で組んでもらってテント生地が張ってあるのは特注で作ってもらっています。
人を集めてワイワイできるような家をと、建てる時に建築士さんにお願いしました。
フルオープンになってダイニングキッチンとテラスが行き来できて、テーブルやBBQセットを出して一体で使えます。最初から人を集めるためのつくりになっています。
—確かに動きがスムーズですね。
ここは変わった土地で通路に囲まれているんです。
三方が道に囲まれてて、土地は探していたのより狭いのですが道に囲まれているので圧迫感が無いので良いです。
この家もそうですが、設計士さんがこちらのコンセプトにそって色々なストーリーを考えてくれて、それに乗っかった感じですね。
—-おお!玄関からおしゃれ。これも倉庫という設定が生き残っているんですね。
倉庫時代の名残という設定で、土間と玄関はモルタル塗りです。
ハンガー掛けをガス管で作ってもらい、これも元々倉庫時代からあったという設定でガス管で組んでもらいました。
配管などが好きなので、もっと見えててもよかったぐらいです。
むき出しにしてもらって。
天井高も解放感が欲しかったので、普通の家より1メートルぐらい高いです。
—-玄関の仕切りは開けてつかわれることが多いですか?
寒い季節、暑い季節、空調を使う季節は閉めていますよ。
ただそれ以外の季節はフルオープンにして、広々とした空間にして過ごしています。
窓に関しても大きく開けられるようになっているので何かする時はここ全体を使って、みんなで集まってパーティーをしたりしています。
—-解放感が凄いですね。この電球もこだわっていらっしゃるのですか?
そうですね。
むき出しの電球がこの家に合うだろうということで照明はこの電球か、外などに使っているスポットライトの二種類しかないです。
壁紙は年月が経つと劣化するので、壁紙も一切使っていないです。
この白壁はペンキで、あとは普通ならその上に壁紙を貼るような、押し入れの中みたいな状態です。
ラワンの板を貼っただけで、これもあえて見せています。ちょっと倉庫っぽい感じをイメージでるかなと。
柱もあえて見せて、天井も二階の床そのものなんです。
3センチの床板一枚です。むき出しの梁とか見せて倉庫らしさをイメージしています。
—-水回りもおしゃれそのものというか。やっぱりここもこだわりが?
キッチンも鉄の骨組みにモルタル塗りの板をはめ込んで作ってもらいました。
タイル貼りみたいなものなので、熱いものも大丈夫で水にも強いです。
—-実際どうですか?使いやすいですか?
そうですね。
熱いものも置けるっていうのはいいですね。
奥行きも広くて、この雰囲気が好きです。
ちょっと変わったキッチンの配置ですけどね。
僕も料理するのが趣味なので、妻と二人で料理することもあるので、広々と二人で使っても邪魔にならないよう、向かい合って作業が出来るようにしました。
料理が好きなのでガスにして、コンクリートブロックに白のペンキを塗ってもらったものを並べています。
耐火性もありますよ。
—-キッチンしかり、壁紙しかり随所にこだわりが見られるのですが、さっきから一番気になっているのがスイッチの部分なんです…
そうなんです!
照明のスイッチにもこだわりました。
一番格好いいのは玄関の6連のやつです。カチッとするのが心地がいいです。
玄関の扉のハンドルも鉄工所からネットで取り寄せた手作りのものです。
—-おお!やっぱりこだわりがすごい!他にも取り寄せたものとかありますか?
建材屋さんから取り寄せた、工場とかでブレーカーとかが入っている分電盤なのですがこの中に生活感が出るようなものを入れてもらいました。
インターフォンとか。スリットが入っているのでチャイムの音も聞こえます。
—-冷暖房はどうされているのですか?
暖房は業務用の石油ストーブです。
木造30何畳までいけるようなよく公民館とか体育館とかで使うようなストーブです。
今は便利でAmazonで何でも買えるので、Amazonで購入しました。
デザインが気に入っています。
壁の無い家なので、これ1つで家じゅう暖かくなります。
東北の方でシェアが高い機種らしくて、ずっとつけていると暑いぐらいです。
—-吹き抜けの家は寒いと聞いたりするのですが、その心配は無いのですね。
その辺を心配していたのですが、大丈夫でした。
夏も容量の大きいエアコンをつけたので大丈夫です。家庭用の一番大きなものじゃないと効かない、と電気屋の方に言われたので。笑
—-木があるので、コンクリートの打ちっぱなしとかよりは断熱効果があるのでしょうね。
夏は窓を全開にすると凄く風が通るので全く苦ではないですね。
9月に引っ越したのですが、まだクーラーはつけていないですね。
仕切りが無いので風が凄く通ります。
フリースペースも収納兼作業場みたいな感じなんですけど、そこで普段は子供が遊んだりしていますね。
—-1階の収納部分は他にもあるのですか?
洋服などの収納としてはウォークインクローゼットには全員分の服が入っています。
白い四角い箱は、倉庫時代には無かったけど、住む為に水回りを入れたという設定です(笑)なので床も一段上がっています。
通り抜けて玄関にも行けますし、家に帰って来て、コートを掛けて部屋着に着替えて部屋に行ける動線になっています。
私達としてもクローゼットが1階にあるのが希望で、だいたいの家は2階にあると思うのですがそれが疑問だったんです。
朝起きて着替えて1階に降りてくる人ってあまりいないじゃないですか。
また着替える為だけに2階に上がるというのが解せなくて、それなら1階にあった方がいいと思って。
洗濯ものを干すのも洗濯機も玄関も1階なので。
—-洗面、トイレ、お風呂もホテルみたい!
トイレは壁があったんですけど、狭いし2階にもトイレがあるので、一緒にした方が広々使えると思いました。
洗面もカウンターにしてもらって、妻がメイクをしていても自分も歯磨きが出来ます。
シンクは理科室とかの実験用のシンクなんです。
汚れものを洗う時とか便利で、小型犬だったらシャンプーもできると思いますよ。