湖南市にお住まいの方々。これからの湖南市はどうなっていくのか、10年後どういう風に変わっていくのかを想像してみたことはありますか。
例えばバイパス通りの開発が進んでいき商業的に盛り上がっていく地域となるのか、はたまたそう変わらないのか。
そんな湖南市の未来に対して「こうしていきたいです。」という戦略を総合的な視点・カテゴリから考えて資料にされた総合戦略が発表されました。
リンク先はこちら。
参考リンク:湖南市 総合戦略
見出し
今回発表された総合戦略では2014年に制定されたまち・ひと・しごと創生法からより地域を魅力的にかつ発展させていこうという内容を含めて計画されたものです。
対象期間は2015年度から2019年度までの5年間とされ、その5年間で各カテゴリをどのように発展・実施していくのかなどを計画としてまとめられています。
写真出典:湖南市 総合戦略 2015年10月
上の図のように、湖南市自体人口が下がってきている市であり、2060年にはこのままでいくと5万4千人から2万人が減っていく模様。
そうならないためにも、今回そのきっかけとしての計画で総合戦略が計画されることになったのです。
総合ということでプラン内容には
・働く場の創出プラン
・ひとへの投資プラン
・まちづくりプラン
の3つがプランとなっており、それぞれ目標指数も設定されています。
湖南市の未来を市がどういう風に考えているか見てみたいという方。でも総合戦略をどこから見たらいいかわからない!という方はまず自分が見たい政策パッケージを探してみましょう。
政策パッケージとは上の政策プランからより細かいカテゴリになったものことで、下記のようになっています。
働く場の創出プラン | 産業力の強化 |
---|---|
多様な雇用・働き方の実現 | |
ひとへの投資プラン | ふるさとづくりの促進 |
観光と交流による活性化 | |
若者への支援希望の実現 | |
まちづくり プラン | 持続可能なまちづくり |
安心して暮らせる基盤づくり |
それぞれのパッケージで興味があるものを選んで、総合戦略の14ページ目から見たいパッケージを見てみましょう。
そこにはこれから5年間でどのような施策を計画していて、目標はどれぐらいでというのが書いてあり興味がある部門であればまずは読み進めることができると思います。
そこから他の興味があるパッケージを読んでいけば総合戦略の内容が少しずつわかってくると思うので、まずは自分が興味ある分野からどうぞ!
資料を一通りみて、「おっ!あのワードが入ってる!」と思ったのが「オープンデータ」と「コワーキングスペース」という言葉。
オープンデータでは企業や政府が保有しているデータを、再利用な形で公開したデータのことを指し、滋賀県でも大津の花火大会や守山ホタルなどのイベント情報などをオープンデータとして公開しています。
これまで触れなかった情報が公開されると何がいいのか?という点では、例えば花火大会だと仮設トイレの経度緯度が公開されたことで、こんなアプリを作ることができます。
参考リンク:トイレ、どこやねん!大津市びわ湖花火大会の臨時トイレを探せ!
また大津の花火大会の日だけ限定の飲食店の営業時間などが公開されると、「花火大会終わった後に飲みにいきたい!」という時の便利なアプリをこのデータを使って作ることもできるのです。
参考リンク:お店何時までですか?大津市周辺で夜営業されているお店を探そう。
湖南市の総合戦略では市が保有するマーケティングリサーチデータなどをオープンデータに!ということなので、データによっては日刊!湖南市でも何か面白いことをしてみたいと思います。
例えば日毎の大型店舗の来店数を出して頂ければ、その数字を使って「昨年度の同じ日付の数字からみて今日はお店が空いています(混んでます。」とかとか。
以前の「湖南市をもっと便利に面白く!公開希望なオープンデータ4つと出来上がるアプリイメージ。」の記事も書いていあるので、ここらへんのデータも公開して欲しい。
参考リンク:本日のびわ湖大花火大会に向けて湖南市民が役立つ(?)アプリ、3つを作ってみました。
更に起業支援、創造性の環境づくりとしてコワーキングスペース支援事業も項目として入っていました。
現在湖南市にあるコワーキングスペースは岩根の今プラスだけなのですが、新たに他にコワーキングスペースが増えていけば言葉の認知、利用度の増加も見込めることができそうです。
ちなみに滋賀県のコワーキングスペースのオーナーが集まって、コワーキングSHIGAというものを発刊しましたので「コワーキングスペースってなに?」という方はこちらもご参考あれ。
参考リンク:コワーキングSHIGA
10年後は未来すぎて予想できなくても、この総合戦略からであれば5年後はどのように変わっていくのかうっすら見えてくるかと思います。
あくまで計画は計画で、どこまで施策が実行され目標が完結されるかはまだ未定ですが、日刊!湖南市でも湖南市の情報サイトとして日々日々湖南市の情報を「わかりやすく」「面白く」伝えてまいります。
外国人観光客を積極的に誘致・PRするのは命題かなと思っております。
ではでは。