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湖南市ニュース 今プラス JAPANESE KODAWARI

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—-住み開きとは何ですか?


都会田舎関係無く、今どうしても地域のコミュニティーが希薄になる中でいろんなパターンはあると思うんですけど、自分が住んでいる家を解放してその住んでいる家を使って何かイベント等をすることを住み開きといいます。

—-住みながら地域の人に開くということですね。


公民館を借りるとかスペースをレンタルして何かをするのではなくて自分達が住んでいる家の一部を開放して何かする「住み開き」というのがあると知り、元々そういうことがしたいと思っていた訳ではないのですが、この家が完成して、そういうことをしたい、そういうことに適した家なんじゃないかと思いました。
地域のコミュニティーに関しては、仕事のこともあり、危惧している面もあったので人と人との繋がりが希薄になっているとは思っていたんですよ。

—-人と人の繋がりをそこまで大切に思えたきっかけは何かあったのですか?


僕達、妻も寂しがりやなんです。
大学生の時に妻とは同じ寮にいたのですが、4人一部屋の寮で、男子寮と女子寮が食堂で繋がっていて合計で400人住んでいるような寮だったんです。
そういう空間に居たので、嫌でもそれひとつがコミュニティーですし、同じ部屋に自分以外の人が3人住んでいて、そこに二人とも4年間居て慣れたというのもあるんです。
それから社会に出て、京都にいる時も賃貸のマンションに住んでいて隣に住んでいる人とほとんど話したことが無い、顔を見て挨拶するだけの生活をするようになり、もちろんそういうのが合っている人もいると思いますしそれが合っているとか間違っているではなくて、自分達はもっと人と繋がりのある生活がしたいと思うようになりました。



—-そういう思いもあって、家を建てたのをきっかけに住み開きをしてみたい、となったのですね。


はい。
住み開きということをしている人達がいることを知り、この家を使ったら、仕切りも無く結果的にフレキシブルに使える家になって、図面を見ている時はわからなかったんですが、実際足を踏み入れたらいろんなことに使える家なんじゃないかと思ったんです。

誰かがしてくれる住み開きを期待するのではなく、自分達がここで出来ないかという思いがあって。
今は何も出来ていないですが、住み開きにもいろんな定義があって、ホームパーティーみたいなものもあれば全く知らない人同士が集まるようなのもあるのですが、この家ならそういうことが出来ると思いました。今使っていない2階の空間を開放したりなんかして。



—-例えばどの様に使用していただきたいとお考えですか?


どんなことを想定しているかと言うと、個展を開きたいと思っている人が地域にいて、でもギャラリーを借りるのにお金がかかるとかギャラリーを借りてまでとは思わないけど、誰かに見てもらいたいとかそういった人がこの家に作品を置くだけで、様になるとも思い、使いたいと思ってくれる人がいればどんどん使ってもらいたいです。
自分達は仕事をしているので土日だけになるかもしれないですが、家なので作品を見てもらいながら、お茶を飲んだりも出来ます。
家だからこそのメリットもあると思っています。
広い空間があるので、プロジェクターを用意して東京オリンピックはここでパブリックビューイングをしようかなと。



—-夢が広がりますね。


そうですね。
この家を使っていろんなワクワクするようなことをしたいですね。
県内どこに行っても同じような街が広がっていて、均一なサービスがどこでも手に入るというのはいいことでもあると思うのですが、それでは湖南市自体の街の魅力が弱まっていくと思うので、この街でしか出来ないこととか、この街に住んでいる人が輝ける場所があると街のエネルギーにも繋がるとのではないかという思いがあります。
おこがましいかもしれませんが、そういうエネルギーのひとつにこの家を使うとか関与出来ればいいなと思っています。
それもあって住み開きが出来ないかと考えました。



—-実際住み開きをされている方の所へ行ったことはありますか?


20160213_pict_ (66) まだ無いんです。
本等で勉強はしているのですが。

20160213_pict_ (17) 1階もキッチンが広いのはホームパーティーをする為に広くしたのですが、お菓子作りやパン作りの教室とかコーヒーの淹れ方教室とか、そういったことも出来るんじゃないかと思っています。
僕達が思いつかないようなことでも使えるんじゃないかって。
日刊湖南市を介して、それを足掛かりに、そういうことをしたがっている僕達と何かで出来たらいいなと思います。
例えばこの街に、消しゴム判子を作るのが好きで誰かと一緒に教えながらやりたいとか、手芸が得意であるとか料理が得意であるとか、地酒が好きで誰かと飲み比べがしたいとか、みんなでお酒を囲んで何かしたいとか。
でも、自分の家は嫌、公民館を借りるほどでもない、何かしたいけど何処でやったらいいのかわからない、何かしたいけど一緒にしてくれる人がいないとか。そういった人がもしいれば、僕も湖南市で何かしたいと思っている人がいないかなと思っているので、そういう人達と何かこの家で出来ればと思っています。



—-今イメージされているのは、そういうこじんまりした世界もあれば、好きから始まってみんなで楽しみたいとか、作品の展示とか幅広く思っておられるのですね。


この家有りきですが、用途を限定するのではなく、幅広くと思っています。誰でもウェルカムなイベントでもいいし、個人的に借りたいとかでもいいですしこの家を使って写真を撮ってもらってもいいですし、スタジオ代わりみたいに何かこの家を活用したいんです。
せっかく自分達が気に入った家なので、何かに使えないかなと思っています。



—-今イメージされている利用していただきたい方は湖南市民の方ですか?


そういう限定は考えていないです。ただ、ここですることで湖南市が元気になればいいなと思っています。
まだ考えているだけなので、身近な人の方が利用してもらいやすいとは思います。



—-こういう利用は困るなと思うことはありますか?例えば深夜とか。


周りに家がありますので、近隣の方に迷惑がかからないことが大前提ですね。
あくまで僕達が住んでいる家なので、多少は生活に影響はあると思いますが例えば毎週土日だけ1ヶ月借りるとかは大丈夫なんですが、平日もとなると難しいですね。



—-あくまで住居なので生活部分は守ったうえで開くというイメージですね。


20160213_pict_ (2) そうですね。
開きたいという方がいらっしゃれば全面的に協力していきたいと思っています。



—-使用料はどのようにお考えですか?


使用料をいただくとすれば、冷暖房費に値するぐらいをいただければと思っています。
この家で稼ごうとは思っていないです。
ただ何か面白いことがしたいだけなので。利用料として多額なお金をいただくとかは無いです。



—-1時間いくらとかで貸すのではなく、いろんな人に使ってもらいたい、湖南市を盛り上げたいと思っていらっしゃるのですね。


湖南市を盛り上げたい僕達とその人の想いがあれば、それはお金ではないと思っているので。



—-住んでいる人と出会うのはここにしか無いものですね。


他の所だと、こういう人はダメとかこういうことはダメとかな敷居が高かったりするとおもうんです。
そのへんが自由に出来て、このスペースは他の地域には無いので、企画をすればどんどん可能性は広がって、新しいことがしたいけど敷居が高くて今まで出来なかった人達が集まるのではないかと思います。
それがパワーアップしたら次は公民館で…とかになるのもいいですし、敷居を低くしているので初めの一歩が踏み出しやすいのではないかと思います。